Arv100は、
話を頂いた流れとして77Boadrumから繋がっていますが、
最新形態でも過去最大級でも
BOADRUMの集大成でもありません(←ドラムはArdrum以外ありません)。
荒川の両ロックゲートを側面、疎水を底面とした立方体への
サウンドインストールによる空間コンポジションです。
(両水門上にギタリスト 河対岸 東西南北4方位に200シンバラー 河中空にコンダクタ)
ツインドラムは向き合ってたり横並びに離れてたりですが、
荒川の型出しとしてのArdrum(ARakawadrum)
は、
端的に言うと物理的な振動で直結された縦方向のトリプルドラムです。
荒川自体を大きなシンバル面を持ったドラムとして、その振動上に屋形船という振動する船としてのドラム、
その上にドラマーが媒介するArdrum、と3体がバーティカルなフォーメーションになる串ざしコンセプトです。
そのArdrumをゲートで迎え入れ200枚のシンバル共振との統合形態として祝祭的な成就をイメージしています。
なので最終はフォースドラムになるのですが、
これはシンバラー位置、東西南北4セクションに分けてのポジショニングとも関連しています。
ロックゲートに行って最初に感じたのは、
とんでもなく汚染されているということでした。
ARV100 というのはArakawaRiver 100周年の意味ですが、
RiverにReviveという意味も感じています。
でもそんなことできません。
100年ありがとう、
これからも汚染しまくるけど、水害は困るのでヨロシク!
と言うことでは、やはりないと思う。
共時性や純度を伴った音共振は
不可視の情報に媒介できるものの一つだと思うので、
音に全委する無力性に希望はあるのでは。
何か大掛かりな凄い事?やろう、
人間のためのエンタメ、というのではなく、
空間に耳があるならそのために音を置いて
何らかの媒介性が発動するかどうかを 全く期待せず遂行する、と言うことかな...?